2012年03月15日

マイティ・ソー

馬鹿マッチョがハンマー片手に反省と大暴れする映画。

主人公は北欧神話をベースにした奴なのだがどうにもそんな風には見えない、昔ながらのマッチョアメリカンに見えるのである。まぁアメリカ人が筋肉で考え己の正義を振りかざすというのもステレオタイプの先入観なんだけどね。

正義の為に俺等に仇なす者をやっつけろで、問題がややこしくなり追放1人旅。馬鹿な暴力では問題は解決しないのよという説教話、そして傲慢不遜な態度では兄弟にも嫌われる。恨みをかうのよという更なる説教という、何この教育映画という感じである。

そして何となく改心してしまうという超ご都合主義。

そのせいでイマイチ破壊のカタルシスが無い。序盤には多少はあるのだが地球に来てからが実に退屈なのである。まぁ地球に来てからはマッチョで普通の人間よりは強いというだけでヒーロー的強さは無いから仕方の無い事ではあるけどね。

でもそれだったらもう少し無力な人間の強さというのを出すべきである、ヒーロー的強さは無くても逃げずに戦うというのを見て成長するというのを前面に打ち出すべきである。暴力と戦いの違いを明確に描いてこそ成長物語として成立するのではないだろうか。何となく地球人と恋に落ちて成長という風にしか見えないのである。

兄弟の確執と主人公の成長、アベンジャーズに続く為の自己紹介という要素が上手く混じっていない感じがするのもこの映画が散漫になり楽しめない要素だと思う。

このマッチョヒーローをコレまでのアメリカとしてみると多少はこのままではアメリカは駄目ぞとでも考えているのだろうか?民主化こそ正義として蛮勇を奮う事の傲慢さを考え直すべきだとでも思っているのだろうか?

多少はバランスをとろうとしているのかもしれない。

といっても最後はやはり力業で解決するのだけどね、これぞ本音と建前という奴か。


それにしてもマイティと付くと何か少し馬鹿っぽいと思うのは僕だけだろうか?
posted by mouth_of_madness at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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