2012年10月27日

人間の秘密

夜の幸から24年という時間を経て発表された原マスミの新譜。途中ベスト盤とか出てたりはするけど久々のアルバム。長かったという感じもするけどそれまでのアルバムが何度でも聴く事が出来る良いアルバムだったからそうでもないという感じもする。

ライブとかを観て新譜欲しいと思う事もあったけどもう頭の中にその曲が鳴り響いたから出なくても大丈夫という感じもあった。

そんな色々と微妙な気持ちの中で出たアルバムなのである。

新譜だけど懐かしい、久しぶりの友達に会った感じがする、実に味わい深いアルバムになっているのだ、昔から知っている音に再会した感じなのである。

多分これまで原マスミのアルバムを聴いた事が無くても懐かしい気持ちになるのではないかと思う。

今までもラブソングが多いと思っていたが今回は更にそれが多い感じがする、好きという感情をどうすれば良いのかもてあましていたり、好きというのをどのように喩えればその気持ちの大きさを表現出来るのかと足掻いている感じが溢れているのだ。

こっぱずかしくないラブソング、普通はラブソングなんてろくなモノではないと思っているのだけどね・・・

だがこの音楽の良さはそんな事ではない。原マスミという楽器の音が円熟を増し、良い音を鳴らしているのである。この声、節回し等に代わりがいないのである。素晴らしい楽器の音が其処に存在するのである。僕にとってこれに匹敵する楽器は戸川純の声である。

上手い下手といった技術的モノではない声の響きが持つ世界が何処かに連れて行くのである。声が持つ世界感、匂い等が僕を虜にするのである。

そんな事をいうと曲が駄目なのという感じもするかもしれないけど曲も良いよ。でもそれ異常に圧倒的音の存在感があるのである。まぁその存在感のインパクトの為に嫌悪感を持ったり曲の良さに気がつかなかったりするのかもしれない。

時代や流行等を超越した古くなることも新しく成る事もない音楽が此所にあるのだ。好みに合えばずっと聴いていける音が其処にあるのだ。
posted by mouth_of_madness at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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