2013年02月13日

ゾンビ大陸・アフリカン

ご当地ゾンビモノ、今度の舞台はアフリカです。

この邦題の付け方だとかなり駄目そうな感じなのだけど、これが結構いけるのですよ、中々のモノなんです。

そこはかとなく漂う終末感、じわりじわりと追い込まれていく様な息苦しいさが実に良い感じ。畳み込むような緊張感では無く、気がつくと袋小路に追い込まれていたというその感じが気持ち良いのである。

また真っ赤な太陽を背にしたゾンビのシルエットの絵面もまた人類の黄昏を感じさせその絵を観るだけでも元がとれる絵力があると僕は思った。

一体全体世界はどうなっているのか?描かれてはいなくても世界の広がりを感じる作りなのである。

確かにおかしな部分もある、逃げ惑う人の動きがパニックになっているといっても納得がいかない挙動なのだ。好き勝手動き過ぎだろうとは思う。

ただ生き残る、あそこまで行けば逃げられると儚い希望を持って進んでいく、何処まで行っても希望の地に辿り着く事はないでも最期までその小さな希望にしがみつく。

死はゾンビだけではない、車が故障すれば致命的だし、屋外で寝るのにも全く安心はない、水も弾薬も食料も心細い、死が直ぐそばにあるまさにサバイバル状態なのである。

その淡々とした息苦しさが醸されているのである。

ポコポコと作られる○○・オブ・ザ・デッド的にネタに走るモノに比べれば非常にオーソドックスな作りである、だが丁寧にその空気を描く事でこの映画はその○○・オブ・ザ・デッドとは比べる事が出来ない作品に仕上がっているのだ。

posted by mouth_of_madness at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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