2013年02月15日

ヒューゴの不思議な発明

実に音が耳障りな映画でした、兎に角音楽がうるさくて疲れました。のべつ幕無しに音楽が流れている感じがするのである、おかげで音楽が全く印象に残っていないのである。

実際に其処まで音楽が鳴り続けていないのかもしれないけどそんな印象が残るのである。

また話もコンパクトにまとまっているのかもしれないが、2時間を越える映画にしては何も無い感じがするのだ、実に薄いのである。

何となく上手くいってしまうハッピーエンドでは心は痺れないのである。

序盤の頭に入って来ない感じも結構辛かった。それなりのクオリティの映像ではあるのだが、何処か実体感、肉体感を伴わない映像で、人の生活感を感じないのである、幻想的な感じ、夢の世界を感じさせる為にそうなったのかもしれないけど全編それでは駄目だと思う。

良い夢の中で生きる者、うちひしがれた悪夢の中で生きる者、現実で生きる者といったそれぞれが纏う世界を映像で描き、フィルムに焼き付けられた永遠の夢の世界との対比があってこそ生きるのでは無いだろうか?

兎に角映像が単調だし、ファンタジーに逃げることで何でもありという感じになってしまい迫って来るモノが無いのである。

夢の世界の住人であり創造主であったジュルジュ・メリエスが絶望し、楽園から追い出した現実をもっとちゃんと描くべきなのだ。そのやるせない現実でも、親が死んでも、駅の時計の時刻合わせをして生き延びていても夢を観ようとしているヒューゴ、取り巻く現実にも負けないというのを描いてこそメリエスを夢の世界にもう一度向かわせる、牢獄から救い出せるというモノではないのだろうか。

現実の残酷さが足りないのである。

絶望の中にいても光を見ようとする目が欲しいのだ。
posted by mouth_of_madness at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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