2013年05月30日

ハングリー・ラビット

微妙な作品が多い感じのするニコラス・ケイジの秘密組織映画。

なんかみた感じはペイフォワード風仕置き人、謎が謎呼ぶサスペンスといった所なのだが不気味さが今ひとつ足りない。ラストはイイ感じなのだが秘密組織がどうにもセコイ感じがするのである。

また秘密組織が暴走している感が今ひとつ感じられないというのも駄目だと思う。確かに主人公がやらされた事は暴走の一環なのだがそれ以前にもっと不審な犯行が行われていないとねぇ。

色々と物足りないのだ、面白く出来そうなのに盛り上がらない、抑えた演出といえば聞こえが良いのだが予算不足?という感じしかしないのである。

この映画もっと正義の踏み外しが必要なのである、色々と正義に酔い、麻痺していく感じが背後にあるべきなのだ、その感じが全く足りない。

復讐に走る人間の業、人を助けたいという業、正義の為の犯罪、法との対立、法治国家法を守らないとおかしな事になっていくし、法では人は救えない事も多い、それとの折り合い、組織を守る為に犯罪を犯した訳でもない者を葬るといった面白くなる要素はそろっているのに面白くならない。

それでも何とか観られる映画になっているのはニコラス・ケイジの醸し出す困っている感の表情だと思う、表情だけで何か拙い事になったと雄弁に語るのである、ブルース・ウイリスも困った状態になるのだが何か余裕を感じてしまう困った感。でもニコラス・ケイジは何か胃の調子まで心配してしまう感じの困った感が素晴らしいのである。

ニコラス・ケイジの微妙な主演作品群、作品が微妙になるのはニコラス・ケイジのせいだと思う人も多いかもしれない、だが僕はニコラス・ケイジが出演する事で退屈せずに観られる映画になっていると僕は考える。

きっと保険なのだ、ハリウッドでは何か心配な要素が有る場合にとりあえずキャスティングしておけとなっているに違いない。


posted by mouth_of_madness at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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