2014年08月16日

一億総中流

人間が駄目なのはこの一億総中流を辞めた事でもわかるし、アメリカの昔のホームドラマにあった中流家庭感が壊れた現状を観ても理解出来る筈だ。

社会の安定に対するコスト感も理解出来ないという面と、人よりチョイと上に立ちたいという欲求を抑える事が出来ないという人間の業なのだろう。

みんなが500万円持って安定している状態より、自分だけが500万を持ち他の者は200万円という状態の方が嬉しかったりするのだ。自分の方が優位に立っている満足感の方が嬉しいのである。

そして自分が550万で他が150万とかだったりしたらこれぞ自由競争の結果、社会は俺の仕事を評価したと大喜びになる愚かさである。

人は物事を相対化でしか判断出来ないのである。

それだから安易にモノの価格を上げたり下げたりするのだ、モノの価格はオークション的にするべきだ、妖怪ウォッチとかがプレミア価格に成るのは自由経済の正しい形でモノの価格を正しく表している、元の価格が可笑しいのだといった暴言を吐いたりする。

コンサート、ライブもダフ屋が正しい価格をつけている商行為という暴言を吐く。

でもねぇ年収1000万の1万と年収300万の1万というのでは価値がもう変わっているのよ、自分の価値の中では安いから何も問題無いと勘違いしてしまいがちなのである。

絶対的数値の1万円を自分の価値の相対化で認識してしまうのだ。

税金にしてもそうだと思う、税金を払った残りがどれ位有るのかが実際は生活に係わる部分である、半分持っていかれるとか文句をいうのもわかるけどそれでも底辺層といわれる人より残金は残るしね。

そもそも何を根拠に労働の価値が其処までの差を生み出す事になったのか理解が出来ない、日本の企業は世界的にみれば差は少ないというがそれでも差はあるのよ、責任の重さだというが経営ミスとかでクビ切られるのは下の人間で責任をとっている上の人間がどれ位いるのよ、町工場の社長さんとは借金背負ってクビつったりと責任とったりする事もあるけれどね。

大手とかだと社長を譲り会長職にとかふざけたパターンとかもあるからね。

1億総中流になり上と下の差が少なければ税率の問題の差も少なくなる、みんなが同じ様な稼ぎな訳で税負担も同じ様に成るという訳である。

大した根拠もない給料格差を潰す事で税制改革は出来るのである、また竹中平蔵が好きな人頭税にしてもみんなが同じ様な給料であれば実現するのも楽ではないのか?

共産主義みたい?

確かにそうかもね、でもねぇ人間のエゴ丸出しの弱肉強食状態よりは僕はマシだとは思うよ。

平常時はそれぞれが8割の力で働いて生活が維持出来る、大きな格差が無く安心感がある方が社会的に安定し無駄なコストを払わなくて良い方が良いと思うよ。

余力を残さず更に無理をして120%の力を出す人間は評価してその分の格差が出来るのは良いと思う、しかしねぇ120%の力を出す事を強要し評価はしないというのは可笑しいと思う、確かに80%の人間より雇用の面で有利という事なので評価していると思うけど、其処まで無理してカツカツの生活とかはやはり異常ですよ。

其処までしないと駄目という事は経営者が無能という事なのよ、それでも給料高いけどね。

回転しない社会は別の所に手を伸ばす、綺麗な回転を生み出すのが社会の安定なのだ、モーターの軸が歪んでいれば回転は安定しないし、モーターと電池のバランスが悪ければ出力不足になったり電圧が高すぎてモーターが焼けたりするのだ、ギア比とかもあるしね、短期ならば多少の無理もまだ堪えられるかもしれないがやはりバランスが悪いと回転は止まってしまうのだ。

バブルとかも子供がモーターにドンドン直列で電池を繋いでいくと模型自動車の速度が上がっていくのに浮かれているのと同じ、その結果モーターが焼けたり、コースアウトして車自体が壊れるのと同じなのよ。

一億総中流という保険と安定性、多少ピークのパフォーマンスは悪くても色々な状況に対応出来るタフさこそが社会に求められる事だと思う。上手く行けば最高の成績が出せるという博打こそが負債を増やす元凶なのだ、その事を理解出来ない人間。

のど元過ぎれば全て忘れて浮かれてしまうのである。

安物買いの銭失いという言葉、安い人件費にする事で結局は社会を不安定にさせ余分なコストを払う事になるのだ。
posted by mouth_of_madness at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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