実にお洒落な感じに仕上がったスパイ映画。
兎に角映像がカッコイイ、昔の映画みたいな色調が素晴らしいのですよ、微妙に作りモノ風に見える奥行き感とかが実にカッコイイのですよ。
それにねぇあんまりど派手じゃないところもスパイ感を醸し出しているのです。
最近のど派手路線とは違ってこれは実に良いと思います、ど派手が無くてもしっかり楽しめる、これは監督の技量のなせる技だと思う。
やっぱりこの時代設定が良いよね、スパイがスパイらしく、悪党が小粋という感じがはまるのです、今やると変な陰謀論みたいな感じになる様な気がするし、IT長者がといわれてもチョイとしらけるからね、でもこの時代設定だと金持ちが如何にも力がある感じするからね。
今の金持ち感は金は持っていても何か小さい感じするからね。変に現代に時代設定を変えなくて良かったと思います。
ヒット作の007 スペクターがガッカリだったのでもうスパイモノ駄目かという感じもあったのですよ、でもこの作品とキングスマンでまだまだ可能性はあるなと思いました。
ボーンシリーズも楽しめるのだけど色々とシリアスにリアル風にすると逆に嘘臭く感じる部分もあって、観たいのはこんな感じではないかもという思いもあったから実にこの映画はツボに入りました。
2016年09月11日
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