派遣は流動性が高くて効率化が図れるというが多分これは嘘だと思う。
確かに能力が低ければ3ヶ月で切る事が出来るという面では良いし、仕事が無い時には切る事が出来るのはメリットかもしれないだがそれは建前の様な気がする。
実際には同一労働、同一賃金が守られていないから人件費を抑える事が出来るというのが本質ですよ。
派遣社員が同じ額だけ給料をもらっているとしたら派遣管理料が上乗せされる分だけ使う側は多くのお金を払うのですよ、そうなるとねぇ派遣使いにくいよね。
同じ料金だったらマネージメント料金抜かれる分だけ給料減るよね。
それにね派遣社員にも退職金を付けようという感じになっているので更に上乗せになる筈です、これが本当に実施されているとしたら流動性のメリットはどれくらいあるのかね?
実際には昇給がなかったり、ボーナスがなかったりと賃金削減の為だけというのが実状です、派遣先がどんどん業績アップでボーナスガンガン出ていても派遣には関係ない話だからね、この辺も同一労働同一賃金反映しないとおかしな話よね、業績悪化したら真っ先に切られるのにリスクはあるけどメリットが無い。
そして派遣の人が給料少ないと嘆く理由は、想像だが企業が一人に払う月額は上記に挙げた上乗せのない額なのだ、その中から派遣会社の利益の分を抜くから派遣社員の給料は減るよね、そしてその月額も平均的なボーナス分を月割りにして加えた額では無く同じ業務をしている社員の月の給料なのだ。
そりゃ生活キビいしいよね、更に更新があるかどうかもわからない状態だと生活は安定しないし、次の現場が決まらなければ退職金がリセットされる場合もあるのですよ。
雇用側は流動性を利用できるけど、働く側はイマイチその流動性を利用できないのが現実、お金が有ってこそ休みも取れるのですよ。
企業が欲しいのは低賃金の奴隷だけというのが現実なのよ、その奴隷になると生活の為にそのループから抜け出すことは難しい、貯金がない状態ではひたすら働くしか無く、昇給を望むと派遣先が見つからない為に昇給を諦めるしか無い悪循環。
流動性を脅しに使うこの歪な社会。
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